日本で唯一の小麦100%調味料 -日東醸造こだわり古式麦醤「足助仕込み三河しろたまり」-

和食には欠かせない調味料

その醤油の種類は、大きくわけると「濃口醤油」、「薄口醤油」、「溜り醤油」、「白醤油」の5つがあります。「濃口醤油」は最も一般的な醤油で家庭でよく使われるものです。「薄口醤油」は関西発祥の醤油で淡い色の醤油です。「溜り醤油」は元は味噌の上澄み液で中部地方の発祥です。「白醤油」は原料の小麦の量が多い色の薄い醤油です。

いずれも原料には、大豆、小麦、塩が使われ、小麦に麹菌(こうじきん)を加えて醸造し、食塩水を加えて発酵、熟成させた諸味(もろみ)を絞って作られています。

原料の配分や発酵・熟成の時間によって、その種類が変わり、大豆100%の醤油もあります。

日本で唯一、小麦100%のしろたまり

では、大豆を使わない小麦100%の醤油はあるのでしょうか?

あります!

日本で、たった一社、小麦100%の麦醤をつくっているメーカーがありました。

愛知県碧南市に本社を置く日東醸造株式会社が製造販売する古式麦醤「足助仕込み三河しろたまり」は、大豆を一切使用していません。

足助仕込 三河しろたまり

日東醸造 足助仕込 三河しろたまり

愛知県碧南市には、全国的にも数少ない白醤油の専業メーカーが集積しており、日東醸造も白醤油メーカーの一つです。同社が白たまりを開発するきっかけとなったのは、先々代の「昔の白醤油は違う味だった気がする」というつぶやきから。原料を見直し、美味しさと色の白さを追求した結果、小麦のみの「足助仕込み三河しろたまり」に行き着いたそうです。

「足助仕込み三河しろたまり」の原料には、愛知県産の小麦100%と伊豆大島の伝統海塩「海の精」、を使用し、 愛知県豊田市大多賀町のミネラル豊富な天然の「湧き水」と、古式白醤油製法を再現するために、昔ながらの木の樽で天然醸造しています。もちろん、遺伝子組み換えは一切無し。 化学調味料・保存料は一切使わず、製造過程で火にかけることのない、本物の生醤油です。

原材料にいっさい大豆を使っていないため「醤油」という表記は使えず「小麦醸造調味料」としていますが、その透き通る黄金色は、食材の色と味を品よく引き立てます。

自然豊かな地で昔ながらに仕込む

同社の仕込蔵は、自然豊かな奥三河の足助町にあります。美味しい湧き水を探し求め、この地にたどりついたことをきっかけで、この地に蔵を開設しました。ちょうど、閉校となった「足助町立大多賀小学校」の校舎の利用法が検討されていたため、外観はそのままに内部を改装して利用しています。

足助町 香嵐渓

紅葉で有名な足助町・香嵐渓

とても美味しい湧き水と、標高720mという夏場でも涼しい涼冷な気候は「しろたまり」の色をより淡く仕込むのに最適だそうです。

さらには、2002年からは、地元の方のご協力のもと、仕込蔵の近くに研修用の畑を借り、無農薬の小麦の試験栽培に取り組み始めています。目標は、主原料の生産者がわかるものにしていくことで、将来、足助仕込三河しろたまりの原料の一部にすることを目指しています。

麦と青空

麦と青空

地域の選りすぐりの原料を使い、昔ながらの製法で醸造した和食に最適な調味料です。伝統野菜の煮物など、ぜひ、「足助仕込み三河しろたまり」で炊いてお楽しみください。

 

日東醸造株式会社 古式麦醤「足助仕込み三河しろたまり」

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