日本の伝統野菜-33.岡山県
目次
1.地域の特性
【地理】
岡山県は日本の本州の西に位置する中国地方の東部に位置しています。総面積は、7,114㎢で、全国17位です。(国土地理院全国都道府県市区町村別面積調2023年4月1日現在)東西約106km、南北約102kmとほぼ正方形をなしています。
山陽道の中央に位置し、隣接県は、東に兵庫県、北に鳥取県、西に広島県の3県で、南は瀬戸内海に面し、海を挟んで香川県と連絡しています。
岡山県内には、縦横に延びる高速道路網や、瀬戸大橋、国内外への航路を持つ岡山空港、新幹線をはじめとする東西南北につながる鉄道などの交通基盤が充実しており、中四国のクロスポイントとして発展しています。
岡山県の地形は、北部に中国地方を東西に貫く中国山地と盆地、中部は吉備高原などの丘陵地、南部は平野と瀬戸内海に大きく分けられます。北部の山地から南面の海に向って、階段状に標高が低くなる地形変化となり、ほぼ北部は山地、中央部が低山地(台地状)、南部は低地に大別されます。県土の地形区分は、山地69.3%、丘陵16.9%、山麓・台地2.1%、低地11.7%となっています。可住面積は2,218.71㎢で、岡山県の総人口は1,876,265人(令和3年10月1日)全国20位です。
北部の鳥取県との県境は、山陰と山陽の分水嶺である中国山地が東西に走っており、岡山県の屋根となっています。県北東部の兵庫県との境には、最高峰である後山(うしろやま:兵庫県側からは板場見山(いたばみやま)とも呼ばれる)の標高1,334mがそびえています。その西には標高1,255mの那岐山(なぎさん)、北端部の鳥取県との境には、蒜山三座(ひるぜんさんざ)と呼ばれる上蒜山(1,202 m)、中蒜山(1,123 m)、下蒜山(1,100 m)を中心とする火山地が分布しています。
いずれも標高1,000~1,300m程の山岳地を展開していますが、鳥取県側と比べて穏やかな山容を呈しています。この山地は南下して東側の津山(つやま)盆地から小規模な勝山(かつやま)、新見(にいみ)盆地まで東西をつなぐ盆地を形成しています。
中央部は、中国山地の南側に広がる吉備高原の分布域にあたります。北部の山地が再び隆起し、標高300~600m程度の低山帯が展開し、全体に起伏の少ない台地状の地形となっています。高原東北部は吉井川(よしいがわ)とその支流による河川の浸食が著しく、河川の流域を中心に、渓谷丘陵を形成し、小規模丘陵や段丘、低地の混在した津山盆地(つやまぼんち)が形成されています。県土は、やがて緩く南に傾斜して岡山平野を展開しつつ瀬戸内海に至ります。
南部は発達した沖積低地の岡山平野と、沿岸域に連なる標高200~300mの小丘陵からなります。現在の岡山平野は、古い時代にかなり内陸まで入り込んでいた浅い海が、その後の海岸線が海側に後退する海退(かいたい)と河川の運搬土砂によって、徐々に陸化し、加えて、干拓や埋立てによって拡大したものです。沿岸丘陵も、海が陸に入り込んでいる海進(かいしん)時は島でした。なお、沿岸の大小さまざまな島がある島嶼部(とうしょぶ)は、沿岸丘陵が海に水没した沈水(ちんすい)地形です。
岡山県の水系は、吉井川(よしいがわ)、旭川(あさひかわ)、高梁川(たかはしがわ)の三大河川が主要河川です。三大河川は、県土を四分割するような均等な間隔で、それぞれ北部から瀬戸内海に貫流しています。いずれの河川も中国山地から発し、上流部の盆地を経て、県中部丘陵地帯の狭小な渓谷を蛇行し、南部平野を緩やかな勾配で下り、瀬戸内海に注いでいます。
岡山県は、古代日本において、有力な地方国家であった吉備国(きびのくに)があった地域です。吉備国は、大和、筑紫、出雲などと並ぶ四大王国の一つであり、巨大古墳文化や優れた製鉄技術を有していたことが知られています。吉備国は、備州(びしゅう)とも呼ばれており、後の令制国では備前(びぜん)・備中(びっちゅう)・備後(びんご)・美作(みまさか)に分かれています。備前・備中・美作は、現在の岡山県の県域にあり、備後は、しばしば岡山県と広島県東部を指して使われています。
現在の県域は、備後を除いて、備前、備中、美作の3つにわかれています。
備前地域は、岡山市・瀬戸内市(せとうちし)・玉野市(たまのし)・吉備中央町(きびちゅうおうちょう)、備前市・赤磐市(あかいわ)・和気町(わけちょう)です。
備中地域は、倉敷市(くらしきし)・新見市(にいみし)・高梁市(たかはしし)・総社市(そうじゃし)・早島町(はやしまちょう)・矢掛町(やかげちょう)・井原市(いばらし)・浅口市(あさくちし)・里庄町(さとしょうちょう)・笠岡市(かさおかし)です。
美作地域は、美作市(みまさかし)・勝央町(しょうおうちょう)・奈義町(なぎちょう)・美咲町(みさきちょう)・津山市(つやまし)・鏡野町(かがみのちょう)・真庭市(まにわし)・新庄村(しんじょうそん)・西粟倉村(にしあわくらそん)・久米南町(くめなんちょう)です。
【気候】
岡山県の気候は年間を通して大きな変動が少なく、過ごしやすいことで知られています。気候区分は、北部の中国山地沿いは日本海側気候、中部、南部は、瀬戸内海式気候、県に属します。北に中国山地,南に瀬戸内海と四国山地が横たわり,夏・冬の季節風はこれらの山地を越えるときに多量の雨や雪を降らせてから岡山県に吹き込むため,年間を通して雨や雪が少なく温暖で日照時間が長いのが特徴です。降水量1mm未満の日は276.7日で全国第1位 (気象庁「全国気候表(1991~2020年(30年間)の降水量1ミリ以上の日数の平年値をもとに算出)」)となっています。これが、「晴れの国おかやま」と呼ばれるゆえんです。降水量が少ないと、水不足が心配されますが、岡山県内には、高梁川、旭川、吉井川の3つの一級河川が流れており、水源も豊富で水不足の少ない地域といえます。
岡山県の気温は、北部を除き、季節によって変動はあるものの他の地方に比べると一年を通して暑すぎず、寒すぎない温和な気候です。北部の中国山地側は、夏は比較的涼しいですが、冬には気温が低くなります。年間降水量は1,600mm~2,000mmほどで、冬期の降水量が多くなり積雪します。北東部では、広戸風(ひろとかぜ、ひろどかぜ)という特殊な風が吹くことがあります。広戸風は、那岐山のふもとにある奈義町、勝央町、津山市、美作市のごく一部(数kmの範囲)で吹く局地風で、日本海から鳥取県の千代川に沿って風が吹き込み、そのV字谷で収束され、那岐山を越えた時に吹き下ろすおろし風の一種です。中部の内陸部は、瀬戸内側に比べて気温はやや低く、年間降水量は1,300~1,500mmとやや多い傾向です。南部の瀬戸内側は、温暖で、日照時間が長く降水量は年間を通して少なく、1,000~1,300mほどです。南部の岡山市では年間の平均気温は、約16℃で、冬でもほとんど雪が降りません。
【農業の特徴】
岡山県の農業の特徴は、恵まれた気候と豊かな自然のもと、多彩な農業が営まれている点です。
岡山県の経営耕地面積は62,300 haで、内、田が49,000 ha、畑が13,300ha(国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調(令和5年4月1日時点)」です。
総農家数は50,735戸(2020 農林業センサス)、農業産出額は1,457億円で中国四国地方で1位、全国では23位となっています(2021年生産農業所得統計)
高品質な果物の生産も行われており、「くだもの王国おかやま」とも言われるように全国的にも有数の産地として知られるものも多くあります。その一方、人口減少や高齢化による担い手の減少、荒廃農地の増加、基幹的土地改良施設の老朽化の進行など、農業における全国的な課題は岡山県でも抱えており、対応策を講じる必要があります。
岡山県の農産物 岡山の白桃、ぶどうは特に全国的にも有名です。岡山の桃づくりの特徴は、桃の実一つひとつに丁寧に袋掛けをして日光や風雨、虫などから守り、透き通るように白くてなめらかな口あたりの良い白桃に育てていることです。ぶどうは、「マスカット オブ アレキサンドリア」は全国生産量の9割以上を占め、「ピオーネ」は全国一の生産量を誇っています。黄ニラの生産量は全国の生産量の約7割を占めており、全国1位のシェアを誇ります。他にも、千両なす、桃太郎トマト、連島ごぼう、岡山パクチー、蒜山だいこんといった野菜が生産され、全国に名を馳せています。
2.岡山の伝統野菜
岡山県の伝統野菜は、伝統野菜の定義は明らかではありません。
以前、農林水産者がまとめた「中国四国地域の地域伝統野菜」によると岡山県では 鶴海なす(備前市)、衣川なす(倉敷市)、万善かぶら(美作市)、土井分小菜(真庭市)、備前黒皮かぼちゃ(瀬戸内市)の5品目が地域伝統野菜として挙げられていました。
2007年7月にJA岡山中央会がJAグループ岡山の代表者や学識経験者らでつくる「吉備やさい発掘・再生研究会」を発足しました。2008年に17品目を選定し、復活を目指して産地化を進めてきました。さらに2010年には、産地生産者の高齢化、現在の嗜好に合わない、市場流通業者の要望に応えることは困難などの理由から、選定された「吉備やさい」の取組みの方向性を提示し、試作やブランド化および除外などが行われました。
中には、地域のグループの活動によりGI認証の取得を目指している品種があったり、品名を変更してブランド化を進めた品種もあります。当協会で、2023年9月時点に確認できた品種は12品種でした。
これに加え、雑穀の粟(あわ)、黍(きび)の在来種があります。
粟は東粟倉村(ひがしあわくらそん)、黍は有漢町(うかんちょう)、高梁市(たかはしし)で、いずれも在来種を生産しています。
岡山の山間部(高原地帯)では黍を含め、粟や蕎麦などの雑穀が栽培されてきました。黍を使った「きびだんご」は古くから有名で、文献(「陰涼軒日録」明応元年(1492))に「日本一之黍団子」という記載があります。その後、安政3年(1856)創業の廣榮堂が大々的に売り出し、全国的に有名になりました。現在も「きびだんご」は、吉備の国と黍の語呂が合う岡山の名物です。
足守牛蒡(あしもりごぼう)
【生産地】岡山市北区福谷地区
【特徴】形状は、一般的なゴボウよりも太く短い。
【食味】食べる部分である根の色は白く、肉質は柔らかく味が染み込みやすくて煮やすい。歯触りや風味の良さ、独特の上品な味わい。
【料理】煮物、きんぴら、煮しめ、酢ごぼう、かき揚げなどの天ぷらなど
【来歴】旧吉備郡岩田村や現在の岡山市福谷地区などで栽培されてきた。栽培地の地名から「間倉(まぐら)ごぼう」とも呼ばれている。
【時期】8月〜2月
雄町芹(おまちせり)
【生産地】岡山市中区高島地区
【特徴】栽培は水耕栽培が増える中、「セリ田」で育てる路地物。
【食味】香り、歯ざわりがよい。
【料理】正月の七草がゆや、おひたし、和え物など
【来歴】江戸時代から栽培が続くとされる。岡山藩主池田家の御用水として使われた名水「雄町の冷泉」を用いて栽培される。後継者不足などから生産者が徐々に減少し、今ではわずか2戸の農家のみ。
【時期】12月下旬~3月 最盛期は1~2月
衣川茄子(きぬかわなす)
【生産地】倉敷市児島・林地区
【特徴】皮が絹のように薄いことから「絹なす」ともいわれており、皮に傷がつきやすいため他のなすよりも育てるのに手がかかる。重さは約300gの卵型のなす。
【食味】柔らかく、甘い味が特徴
【料理】塩もみ、からし漬け、鉄板焼きを始め、ナス料理全般
【来歴】岡山県内で最も多く生産されている野菜のナスだが、児島・林地区では生産量が少ない。数軒の農家が伝統野菜の吉備野菜として衣川なすを栽培している。「幻のなす」とも言われている。
【時期】6~10月。最盛期は8月。
黒西瓜(くろすいか)
【生産地】瀬戸内市牛窓町千手
【特徴】表皮に縞模様はなく、非常に濃い緑色。形状は、冬瓜のようにやや細く長い楕円型。果肉は黄色。
【食味】
【料理】生食
【来歴】かつては、牛窓地区の隣の裳掛地区で栽培されていたが、現在は40年生産し続けている牛窓の「出射農園」さん以外の農家が見当たらず、幻のスイカである。
鶴海茄子(つるみなす)
【生産地】備前市鶴海地区
【特徴】一般品種に比べて晩生種で収量が少ない。果実は中長型(20cm 位)で果皮は赤紫色で色むらが出やすい、果重は150~200g位。
【食味】果肉はやわらかく歯切れがよく種子が少なく食味良好。
【料理】煮付け、焼なす、浅漬けなど。特に焼なすは絶品といわれる。
【来歴】備前市鶴海地区の導入の時期や経緯は不明だが、明治中期には栽培されていたとされる。昭和中期までは盛んに栽培されていたが、その後、見栄え良く多産性の品種が多く生み出され、輸送網が発達すると他産地のナスに置き換えられ、従来の「鶴海なす」の栽培量は減少した。備前認証取得。
【時期】7月上旬~10月中旬;
連島ごぼう(つらじまごぼう)
【生産地】岡山県倉敷市連島地区
【特徴】深耕を行うことで、通常のごぼうに比べ、根長が揃い。色白。
【食味】柔らかく、甘味が強い。アクが少ない。
【料理】きんぴらごぼう、ごぼうサラダ、ごぼう丼など
【来歴】岡山県倉敷市の南部に位置する連島地区は、県内の三大河川の一つ高梁川(たかはしがわ)支流が廃川となった埋立地で、1947(昭和22)年ごろからごぼうの栽培が始まった産地である。良質な砂地の土壌と、高梁川の豊かな地下水を利用して栽培している。砂壌土のため水はけもよく、コボウ栽培に適している。品質向上のため公的機関に依頼して、土壌診断を行い、診断結果に基づき施肥設計を立てている。岡山県初となる地理的表示(GI)保護制度に登録されている。
【時期】秋に種をまいて翌年4月~7月頃まで収穫される「秋まきごぼう」と春に種をまいて7月~10月頃まで収穫される「春まきごぼう」の2種類がある。
土居分小菜(どいぶんこな)
【生産地】真庭市黒杭地区
【特徴】アブラナ科の菜で1株から10本程度発生する。草丈は50cm程度で葉が大きく、株元から緑色で繊維が軟らかいのが特徴。寒さに強く、積雪下でも生育する。小松菜に似て栽培は容易。
【食味】柔らかく、辛味がある。ほろ苦さが独特の風味を醸し出す。
【料理】漬物、煮食用
【来歴】江戸時代から栽培が続く漬け菜。今は湯原ダムに沈んでしまった土居分という集落で栽培されていた。出荷はほとんどされておらず、生産者が漬物やお浸し、みそ汁の具など自家用に栽培する程度。今後の生産の見通しは減少だが、真庭市二川地区の住民グループが地域づくりに活用する活動を始めた。
【時期】10月中旬~3月
日指牛蒡(ひさしごぼう)
【生産地】美作市日指地区
【特徴】柔らかさが特徴。
【食味】柔らかな赤土を使って栽培しているため、筋張った感じがなく、ほどよい歯ごたえ。香りもよく、緻密な肉質。
【料理】煮物・きんぴら・かき揚げなど、地元では正月の煮しめに必ず使われるとされる。
【来歴】美作市(旧作東町)日指地区で栽培されてきた。
【時期】9月下旬~12月
備前黒皮南瓜(びぜんくろかわかぼちゃ)
【生産地】瀬戸内市牛窓町他
【特徴】東洋種で、やや大きめ。濃い黒緑色をしており、皮にごつごつと凹凸の溝がある。
【食味】水分が多くねっとりした食感と控えめな甘さが魅力。煮崩れしにくく、煮物など和食向き。煮物の場合、面取りをすると煮崩れしない。
【料理】煮物、天ぷら、炒め物、スープ、パイ、プディング
【来歴】1951年(昭和26年)の岡山県立農業試験場臨時報告第45号によると、「備前黒皮かぼちゃ」は、明治時代に田尻地方(現広島県福山市)から牛窓地区へ導入された「田尻南瓜」に他品種が交雑して作出されたとされ、「昭和24年より出荷組合で採種圃を経営している。」(記載ママ)とあるように、昭和初期より牛窓地区及び周辺地域で多産された。
現在、備前黒皮かぼちゃ振興協議会が地理的表示(GI)保護制度の申請を行っている。
【時期】12月~6月
万善かぶら(まんぜんかぶら)
【生産地】美作市万善
【特徴】和種系のかぶ。首の部分は赤紫色で下部は白色をしている。根は牛の角状に曲がっている。直径は4cm、根長20cm前後である。島根県の津田カブと似ている。
【食味】肉質は緻密であるが、やや硬い。漬物として長期保存でき歯切れがよい。
【料理】酢漬け・ぬか漬け・味噌漬けなど
【来歴】江戸時代の享保年間(1716年〜1736年)、おかねという女が酢漬けを代官に献上し、非常に喜ばれ、以後地域野菜として定着したことから、おかねかぶらとも呼ばれる。古来原種の形そのままで現在に至る。
【時期】11月〜12月
明治ごんぼう(めいじごんぼう)
【生産地】井原市芳井町宇土川地区、明治地区
【特徴】木の枝のように太い。繊維がきめ細かく、柔らかい。香りが高い。
【食味】大きなごぼうで甘みが強い。歯切れがよく、アクが少ないのが特徴。
【料理】きんぴら、煮物、ごぼうの肉巻き、ポタージュスープなど
【来歴】かつては、宇土川牛蒡(うどがわごぼう)として知られていたが、現在は「明治ごぼう」、「芳井の赤土ごぼう」として栽培されている。江戸時代後期、この地方の領主であった、池田筑後守長発(いけだちくごのかみながおき)も食したという記録が残っている。
明治地区の粘土質の赤土畑は、手で握るとギュッと固まるくらい重粘(いわゆる「重い土」)なので、その性質上、養分を蓄える力が高く安定する。
【時期】収穫9~3月、旬11月~1月上旬
茂平瓜(もびらうり)
【生産地】笠岡市茂平地区
【特徴】果皮、果肉とも白いまくわ瓜
【食味】香り・歯ざわりがよく、甘い。
【料理】生食
【来歴】当地では明治初期から栽培されていた。昭和30~40年代が最盛期で、市場では「ピュアメロン」の名で流通していた。
【時期】7~9月
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