観光列車「つどい」で奈良の伝統野菜が食べられるおもてなしツアー-近鉄と奈良県立磯城野高等学校の共同企画「大和野菜列車」発車!
世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし
(在原業平:世の中に桜と云うものがなかったなら、春になっても、咲くのを待ちどおしがったり、散るのを惜しんだりすることもなく、のんびりした気持ちでいられるだろうに)
万葉の和歌に詠われているように、桜の咲く時期が近づくと、なんとなくソワソワしてどこかに出かけたくなりますね。
今年は、奈良の「大和野菜列車」の旅はいかがでしょう?
近畿日本鉄道は、奈良県立磯城野高等学校(奈良県磯城郡田原本町)と共同で「高校生と行く 大和野菜列車 知って見て食べて楽しい 大和の伝統野菜ツアー」を開催します。
開催日は、2019年3月21日(木・祝)。観光列車「つどい」近鉄2013系で橿原神宮前から大阪上本町を往復するツアーです。昨年3月に開催された「大和野菜列車~味覚で感じる大和の伝統野菜~ツアー」が好評を得ため、その第2弾として実施されることとなりました。
列車で紹介される大和野菜とは、奈良地域の歴史・文化を受け継いだ独特の栽培方法等により栽培された古くからの地野菜です。現在は20品目が伝統野菜として認定されています。また、栽培や収穫、出荷に手間をかけ、栄養や美味しさを増した大和こだわり野菜5品目も奈良県農林部により大和野菜として認定されています。
ツアーでは、これらの食材を使い、お弁当やスイーツを提供するとともに、さまざまな趣向を凝らして紹介していきます。
乗客のおもてなしを担当するのは、磯城野高等学校の施設園芸科、バイオ技術科、フードデザイン科の1、2年生の生徒の皆さん。車内では、お弁当の提供や栄養素の説明、レシピの紹介、大和野菜の実物やパネルの展示、参加の皆さまとの大和野菜クイズ大会やじゃんけん大会などの交流タイムで参加者を楽しませます。
そして、ぜひ、じっくり味わっていただきたいのが「手作りお弁当」と「スイーツ」。
同校内の農場で栽培した大和野菜「大和まな」「千筋みずな」「味間いも」をはじめとする地元の食材を使い、フードデザイン科の生徒が作ります。
さらに、今回は、同校で生産・加工した商品や地元企業とのコラボレーションにより開発した商品を車内で販売するそうです。(数量限定)
ツアーの行程は、奈良の橿原神宮駅前を13時頃に出発し、大和西大寺経由で大阪上本町へ。そこで40分の降車休憩を経て、再び橿原神宮駅前へ戻り16時頃に到着する予定。
日帰りでも泊まりでも楽しめる大和の旅。桜の季節にぜひ出かけてみませんか?
参加には、お申込みが必要です。お申込みは近鉄駅営業所まで。
お問い合わせ;橿原神宮前駅営業所(TEL 0744-22-0411)
平日10:00~19:00、土日祝9:00~18:00
詳しくはこちら→ 近鉄ニュースリリース
【協会関連記事】