映画「SEED ―生命の糧 ―」上映 岐阜県多治見市THE GROUND MINOで映画に学び、食を愉しむイベント開催
映画に学び、食を愉しむ
2025年5月25日(日)に岐阜県多治見市のTHE GROUND MINO主催で、映画で学び、⾷を愉しむイベント「Cinema Plates」が開催されます。

THE GROUND MINO
今回は、ドキュメンタリー映画『シード〜⽣命の糧〜』を上映し、⾷の未来について考え、学び、⾷事を楽しむイベントです。
上映後には、多治⾒市内で在来種野菜の有機⽣産に取り組む「ほたるファーム」で獲れた野菜を使った特別メニューをビュッフェスタイルで楽しむという企画です。
【参加費】
■ 昼の部 10:00~14:00 ¥5,500
■ 夕の部 16:00~20:00 ¥6,600
どちらも税込 / 映画鑑賞 / ビュッフェ / ウェルカムドリンク込
【タイムスケジュール】
・映画「SEED」鑑賞(94分)
・寺⻄⽒、宮崎⽒、澤⽥⽒の種の保存の取り組みとその味わい⽅についてのパネルディスカッション(30分)
・ほたるファームの野菜を味わえる⾷事(100分)料理(ビュッフェ)ドリンク(3種ほど。ドリンクレシピ付き)
下記の申込フォームからお申込み頂けます
ドキュメンタリー映画「SEED ~生命の糧~」を上映
種は、私たちの命そのもの
今回、上映されるドキュメンタリー映画「シード~生命の糧」は、私たちの食糧の根源である「種」の重要性と、現代社会における種をめぐる危機を描いた作品です。
12,000年もの間、人類は種を受け継ぎ、多様な作物を育んできました。しかし、20世紀中に世界の種子の94%が失われたと言われています。その背景には、気候変動、多国籍企業による種子市場の独占、遺伝子組み換え作物(GMO)の普及など、様々な要因が複雑に絡み合っています。
本作は、種子の多様性を守るために世界中で活動する「シードキーパー」たちの姿を追ったドキュメンタリー映画です。アメリカ先住民のトウモロコシを守る人々、人類の終末に備えて種子を貯蔵するスヴァールバル世界種子貯蔵庫、世界中を駆け巡り種子を収集する植物探検家など、多様な人々が登場します。
ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドール、ウィノナ・ラデュークといった著名な活動家たちも出演し、種子の重要性を訴えかけます。
映画の見どころ
種子の多様性の危機:
20世紀に失われた種子の現状を、具体的なデータと映像で示します。
シードキーパーたちの活動:
世界各地で種子を守る人々の情熱と活動を、美しい映像で描きます。
著名な活動家たちのメッセージ:
ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドールらの力強い言葉が、観る人の心を揺さぶります。
食の未来を考えるきっかけ:
私たちの食卓と密接に関わる種子の問題を提起し、未来の食糧について考える機会を与えてくれます。
映画情報
原題:SEED: The Untold Story 製作年:2016年 製作国:アメリカ
上映時間:94分 監督:タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ
出演:ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドール、ウィノナ・ラデューク
この映画を通して、種子の大切さを知り、私たちの食卓、そして未来について考えてみませんか。
種から食まで パネルディスカッション
映画を観た後は、生産者の寺西氏、シェフの宮崎氏、ティーブレンダー澤⽥⽒のお三方を迎え、パネルディスカッションが行われます。
生産者の寺⻄⽒は、「たじみビジネスプランコンテスト・創業部⾨」でグランプリを獲得し、ほたるファームを開設されました。農地の開拓から始め、肥料や農薬を使わず、⼟地の減農薬の⽶、無農薬の野菜を中⼼に50種類以上の在来種、固定種の⾖を栽培、⾃家栽培の種を取り扱って未来につないでいこうと取り組まれています。
シェフの宮崎氏は、フランスのリヨンにあるミシュラン1つ星店『Au14Février』で修⾏。帰国後は、フレンチEAST百名店2023選出の『ルマルタンペシュール』で約3年半シェフを務めた後、2024年10⽉、名古屋市千種区池下にて⾃⾝のフレンチレストラン「LaTige」をオープンされました。同イベントでは、ほたるファームの在来種野菜の味を堪能できる料理を提供されます。
ティーブレンダーの澤田氏は、⾷の業界のトップシェフ達が開催する美⾷会や新作発表会などでティーペアリングを担当されています。2023年 2⽉には、業界の発展と育成の為、ミクソロジーペアリングティー協会を設⽴されました。ティーペアリングの魅⼒を料理教室経営者、飲⾷業に関わる⼈たちに向けて講座を開催されています。
このお三方による、在来種の重要性やその取り組み、それを活かした料理、飲み物についてのパネルディスカッションが行われます。
有機栽培の在来種野菜を味わう
その後は、多治⾒市内で有機⽣産に取り組む「ほたるファーム」の在来種野菜を使った特別メニューをビュッフェスタイルで楽しみます。
写真はイメージです。当日はお料理の提供はブッフェスタイルです。
当日の料理に使う予定の野菜は、イタリアの伝統的なズッキーニの品種striato d’italia(ストリアート・ディタリア)、鮮やかな黄色が美しいズッキーニgolden(ゴールデン)、美白ズッキーニのblanco medio largo(ブランコメディオラルゴ)など海外の固定種や、奥武蔵地這胡瓜(おくむさしじはいきゅうり)、収穫時期が極めて短い希少な河内一寸空豆(かわちいっすんそらまめ)、赤えんどう豆、早生枝豆(わせえだまめ)、ひよこ豆、芳香青皮甘栗南瓜(ほうこうあおかわあまぐりかぼちゃ)など有機栽培で育てた在来種の野菜が提供される予定です。
「食」を通じて美濃焼の魅力を発信
会場となるのは、2023年春にオープンした岐阜県多治見市のTHE GROUND MINOです。こちらは、「⼟」をコンセプトに「⾷」を通じて美濃と美濃焼の魅⼒を発信するスタジオヴィレッジとして開設されました。
国内最⼤のやきものの産地である美濃の最⼤の特徴である「⼟」をテーマにした陶芸ギャラリー、作陶⼯房、ショールーム、シェアキッチン、レンタルスペース、レストランなどが設けられています。
近隣のお客様を対象としたマルシェや、県外からも注⽂できるフードイベント、料理⼈を対象にしたワークショップなども開催しており、国内外からの観光客も愉しめるイベントを開催しています。
不要になった⾷器を回収し、リサイクル⼟の普及活動を⾏うなど、やきものの原料となる⼟の省資源化にも取り組んでおり、持続可能な環境保護活動の⼀環として「⾷」にまつわるワークショップへの取り組みを始めたいと考えているそうです。
映画、食事、美濃焼を通して、私たちに欠かせない「食」について一緒に考えてみませんか?
Cinema Platesのイベントには下記の申込フォームからお申込み頂けます。
【詳細情報】
THE GROUND MINO
〒507-0033 岐阜県多治見市本町6-2
・お車でお越しの方 中央自動車道多治見I.Cから7分
・公共機関でお越しの方 JR中央線 多治見駅 徒歩15分
THE GROUND MINO instagram
【参考資料】
映画「シード~生命の糧」公式サイト
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