可愛くて美味しい!まん丸里芋-出荷最盛期を迎える愛知県・新城市の伝統野菜「八名丸里芋」

2018年11月28日

愛知県の東部に位置する新城市は、地域の8割強が緑に覆われた山間部で、国定公園・県立公園の豊かな自然と美しい景観が訪れる人々を癒やしています。

桜・紅葉も美しく、「三河の嵐山」とも呼ばれる桜淵公園や、霊鳥仏法僧(コノハズク)の棲む山として国の名勝に指定されている鳳来寺山などが全国的に知られています。

他にも1,300年の歴史を誇る湯谷温泉や、素人歌舞伎・田楽といった伝承芸能も数々残され、観光・文化の魅力あふれる地域です。

その新城市の一鍬田(旧八名郡八名村)では、1945年頃から、芋の数が多い優良な里芋を選抜し生産してきました。里芋の形は一般的な里芋比べて丸く、肉質が軟らかく、粘り気のあるモチモチとした食感が特徴です。

八名村発祥であることと丸々とした形にちなんで「八名丸里芋」と名付けられ、2002年に「あいちの伝統野菜」に選定されました。「八名丸里芋」の特産化を目指すJA愛知東では、2005年には「八名」「八名丸」「八名丸里芋」とイメージキャラクターの「八名丸くん」を商標登録しています。

今年は、10月18日に等級や出荷方法を確認する「八名丸里芋目揃え会」が開かれ、11月中旬から下旬にかけて出荷のピークを迎えます。今シーズンは目立った乾燥障害なども無く、作柄は良好とのこと。2月頃まで新城管内の産直で販売されます。

ということで、この記事を描いている私も「八名丸里芋」をGet!!しました。

芋の味をダイレクトに味わうべく、薄味で炊いてみたところ、その違いは一目瞭然!いや一口瞭然! 煮くずれせず均等に味が染み、フカフカ、フワフワの優しい口当たり。

80才になるおばあちゃんに食べさせたところ、「こんな美味しい里芋食べたの何年ぶりだろう!?」と絶賛!料理の腕は不確かなので、明らかに素材の力です。

親芋を使った八名丸コロッケは人気惣菜の一つで、グリーンセンターしんしろなどで通年販売されています。お味噌汁に入れても、炊いても、コロッケにしても美味しいまんまるの八名丸里芋をぜひご賞味あれ。

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