【本年度終了】農業をはじめよう!食のまち三重県多気町が新規就農・移住希望者に向けた農業体験イベントを2019年11月2~3日に開催!

三重県多気町が主催する「食のまち多気農業体験ツアー」が、2019年11月2日(土)~3日(日)の一泊二日で開催されます。多気町での就農・移住に関心がある方を対象にしており、多気町の特産農産物である「伊勢いも」や「前川次郎柿」の収穫体験や交流会などが行われます。

自然豊かな「食のまち」多気町

多気町は三重県の中央部に位置し、伊勢本街道、和歌山別街道、熊野街道が通る交通の要衝として発展してきました。現在でも伊勢自動車道と紀勢自動車道の勢和多気JCTや、JR東海の紀勢本線と参宮線の分岐する多気駅があります。

周囲を山に囲まれ、水にも恵まれた町で、三重県最大の五桂池や栃ヶ池をはじめとした多くの池が点在しています。そのため、農業に適した地域として古くから人が住み、農作物を栽培してきました。多気町の地名の由来は、古語の『多木』という「食物の多くできる土地」の意味に由来するという説があります。

多気町 田んぼ

伝統野菜の「伊勢いも」栽培後継者を大募集!!

多気町は「美まし国みえの伝統野菜」にも認定されている「伊勢いも」の生産地です。

伊勢いもは、見た目はゴツゴツとした芋がいくつもくっついた無骨な形をしていますが、すりおろすと真っ白な色をしており、アクが少なく、濃厚なコクが特徴で、とろろにすると箸で持ち上げることができるほど独特の強い粘りがあります。

一般的な長芋に比べ、水分が少なく、たんばく質や炭水化物を多く含み、栄養価に優れており、時間が経っても変色しにくいことから、日本料理点や和菓子店でも高級食材として高く評価されています。

親芋を頭上に頂くように子芋が大きく育つことから「親孝行芋」とも言われ、昔から婚礼や祝い事の贈り物としても用いられています。

伊勢いも とろろ

消費者に人気の伊勢いもですが、生産量は年々、減少傾向にあります。

その理由は、農家の高齢化と栽培効率が悪いため。

伊勢いもは、原種を保存するために収穫した芋のうち、3~ 4割を種芋として残しておかなければなりません。また、その種芋から出来た子芋を大きくしたものを収穫するのですが、その収穫量は親芋の3~4倍程度しかなく、手間がかかり効率の悪い作物といわれています。

しかし、この手間をかけるからこそ得られる伊勢いもの味の深みが、高級食材としての評価が高い理由でもあります。

伊勢いも販売

この伊勢いもを存続するために、産地の維持・拡大を目指し、生産者・県・町およびJAが一丸となって2014年に「伊勢いも振興プロジェクト」を立ち上げました。

同プロジェクトは伊勢いもの後継者育成も含んでおり、新規就農者支援として、種芋の植付けから収穫までを実習できる圃場を設置し、栽培から出荷までの期間を通した研修を行っています。

さらに、伊勢いも栽培に適した圃場のあっせんなど、新規就農でも伊勢いも栽培を始めやすいように、環境整備を進めています。

多気町移住農業体験イベントを開催

その活動の一つとして「伊勢いも」の収穫体験ができるのが「食のまち多気 農業体験ツアー」。

多気町での新規就農や移住に興味や関心がある方を対象に行われるイベントで、4年前から毎年行われており、今年は、2019年11月2日(土)~3日(日)に開催されます。

一日目は、「伊勢いも」と「前川次郎柿」の収穫体験がメイン。宿泊は五桂池ふるさと村で、夕食時には、ベテラン農家さんや先輩移住者の方との交流会が開かれ、農業や移住に関するいろいろな話を聞くことができます。

二日目は、就農・移住相談会が開催され、多気町の支援内容の紹介を聞いたり、相談ができます。その後は、生活拠点であるスーパーや小中学校、住居(空き家バンク物件)、病院を視察します。昼食は、テレビドラマ「高校生レストラン」のモデルにもなった「まごの店」で、高校生料理人が作る伊勢いも料理を堪能します。

ちなみに、この「まごの店」を運営する高校生たちは、先のG7伊勢志摩サミットの首相婦人主催のランチ会で三重県産の食材をふんだんに使った和食料理を提供したそうです。

「食のまち多気町」の魅力を二日間かけて体験する農業体験ツアーは、多気町での就農や移住に興味のある方ならどなたでも参加OK!

ご興味のある方、そして、伝統野菜の「伊勢いも」を継承したい方は、ぜひ、この機会に多気町の農業体験ツアーに参加してみてはいかがでしょう?

多気町 丹生大師

食のまち多気農業体験ツアー 参加者募集

■開催日程/2019年11月2日(土)~2019年11月3日 (日)

※雨天時は、スケジュールが変更となる場合があります

※2日(土)のみの日帰り参加もOK

■参加費/無料

※ただし、集合場所(松阪駅または多気駅)までの交通費は自己負担。

※宿泊場所は五桂池ふるさと村コテージ(相部屋・男女別)を予定

定員/最大20名(宿泊組、日帰り組を合わせて)

■募集対象となる方

多気町で就農を考えている方

農業に興味がある方

多気町に興味がある方

※町内外問わず参加できます

※参加後、簡単なアンケートにご協力いただける方

※18歳未満の場合は保護者同伴

■ツアー内容

特産品の「伊勢いも」や「前川次郎柿」の収穫体験

空き家の見学と生活環境の紹介

就農・移住相談会の開催

農業者との交流会

 

■募集期限/10月21日(月)までにメールまたは電話にてお申し込みください。

■お申込み方法/下記の項目を記載してメール( norin@town.mie-taki.lg.jp )でお申し込みいただくか、または農林商工課( 0598-38-1117 )までお電話ください。

○記載項目/(1)氏名、(2)年齢、(3)住所、(4)電話番号、(5)集合・解散希望場所(松阪駅または多気駅)、(6)日帰り希望の場合のみ「日帰り希望」の旨を記載

※申込多数の場合、抽選となります。あらかじめご了承ください。

 

■お問合せ・お申込み先

多気町役場農林商工課

TEL:0598-38-1117 e-mail: norin@town.mie-taki.lg.jp

 

多気町役場「農業体験イベントの開催について」

「食のまち多気 農業体験ツアーしおり」

 

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